腸閉塞(イレウス)入院日記、入院当日から食事が始まるまで

前回の続きです。

腸閉塞(イレウス)で入院しました。入院前から入院までの日記
2018年9月、腸閉塞で入院しました。 この記事では数回に渡って、入院前から入院中のいろんな出来事を綴っていきます。まだ退院しませんが、退院後の経過についても書いていく予定です。 腸閉塞(イレウス)の入院前から入院するまで と...

この記事では主に「経鼻的胃内視鏡を用いたイレウス管留置法」の経過について書いてみます。

経鼻的胃内視鏡を用いたイレウス管留置法の経過

イレウス管を入れてもらって部屋に戻ってきました。最初の説明では30分程度の処置とのことでしたが、僕の場合は3回めでやっとうまくいったので、1時間半くらいかかってしまいました。

鼻から小腸の入り口まで約1.6mくらいの管が入っているそうです。太さは5mm程度なのですが、喉の奥にかなりの違和感があります。

つばを飲み込むとかなり喉が痛みます。まぁ、チューブが入っているのでしょうがないですね。

しばらくは絶飲食なので水分は取れません。点滴で一日2リットルくらいの水分と栄養が入っているのでもちろん生きていけますが、やっぱり「喉は渇く」ものです。

また、お腹の痛みはあまり改善されず、痛いままでした(抗生物質の点滴は多少効いているようです)。

ベッドを高くすることで少しお腹の痛みが収まることがわかったので、ベッドの角度を20度くらいにしました。

病院のベッドはパラマウントベッドの電動式のもので、リモコンで全部操作できます。すごいです!

お腹の痛みは10日の夜中には収まってきました。痛みが消えたのはとても嬉しかったです。

経過確認の検査

翌日11日の9時にレントゲン検査がありました。チューブがどこまで進んでいるかのチェックです。

このレントゲン検査はチューブを抜くまで毎日朝に行われました。

痛み自体は収まってきましたが、押されるとまだ痛いです。本当はこの痛みもなくならないとダメだそうです。

CT検査で経過を確認する

同11日の夕方にCT検査がありました。バルーンが詰まっているところまで到達していればチューブが抜けるかもしれないとのこと。

思ったより進んでいなかったので、このまま数日留置することになりました。チューブが抜ければ楽になるのですが、残念・・・

イレウス管留置中に行われた点滴

点滴は「パンスポリン静注用1gパックS」という抗生剤が一日2回

パンスポリン静注用1gバッグSの基本情報
武田薬品のパンスポリン静注用1gバッグSについて、薬価、薬効、飲み合わせ、写真などを掲載しています。

ラクテックG輸液500mlという水分と栄養の点滴が2本(主に昼間)

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夜はパレプラス輸液1,000mlというアミノ酸、ビタミン、水分のための点滴

パレプラス輸液 | 株式会社 陽進堂

点滴の量はトータルで2リットルなので体に必要な水分は十分補給されています。栄養も「ラクテックG輸液500ml」が1本100kcal、「パレプラス輸液1,000ml」が420kcalで合計620kcal。一般成人男性の基礎代謝は1,500kcalくらいなので、1/2弱くらい。トイレ以外は歩くこともないのでこんなものなのでしょうか。

この点滴は、最終的には5分粥が始まるまで続きました。

水を500mlまで飲んでいいことになる!

9月12日、婦長さんから「水とお茶を500mlまで飲んでいいですよ」と言われました。これで喉の渇きが癒やされます(^^)

といっても水分は点滴で十分足りているので、500mlなんて飲めません(^^;

とりあえずペットボトルの水を買ってきてちびちび飲むことにしました。

シャワーに入浴!

あと、シャワーも入っていいとのこと。ふいのシャワー許可で着替え以外何も準備していなかったので、売店でシャンプーとボディーソープを買ってきました。

点滴とイレウス管がつながった状態なので、とても不自由なシャワーでしたが、点滴台をシャワー室の外に置き、チューブギリギリまでシャワー室に入り、点滴をしていない方の手で頭を洗ったり体を洗ったりしました。

それでも3日ぶりに頭を洗ったのでスッキリ!!

ここの病院はシャワーは9:00から19:00まで、一人30分間で毎日入ることができます。ちなみにお風呂は月・水・金が男性、火・木が女性になっていて、時間は13:00~17:00。

お風呂は点滴が取れた人のみが入れます。

ちなみに二日目のシャワーのとき、頬にイレウス管を止めているシールがはがれてしまいました。イレウス管は長さがあるのでけっこう重いんですよね。ぶら下げておくと鼻から抜けてしまいかねないので、チューブを肩に回したり、座って足にはさんだりとなかなか大変でした(^^;

毎晩頭痛に悩まされる

入院してからチューブが抜けるまでは毎晩頭痛に悩まされました。日中はそうでもないのですが、夕方になるとだんだんと頭全体がズキズキと傷んでくるので、痛み止めの点滴をお願いしました。

飲み薬と違って静脈に直接入ってくるので、10分から15分くらいで頭痛が収まってきます。さすが、点滴、神ってます!!

夜は眠れないので眠剤を点滴してもらう

夜はイレウス管のせいないのか、全然眠れず、9日の夕方から11日の夜までの48時間、ほとんど眠れませんでした。頭痛もそのせいだったのかもしれません。

主治医の先生とも相談して、眠剤を点滴してもらうことにしました。かなり強い薬らしく、夜中にトイレに行くときなどは足元に十分気をつけるように言われました。

点滴は「ロヒプノール静注用2mg」という薬で、調べてみるとたしかにかなり強い抗精神病薬のようです。

ロヒプノール静注用2mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)|日経メディカル処方薬事典
ロヒプノール静注用2mg(一般名:フルニトラゼパム注射液)の薬効分類・副作用・添付文書・薬価などを掲載しています。「処方薬事典」は日経メディカルが運営する医療・医薬関係者向け医薬品検索データベースです。

いよいよイレウス管を抜いてもらう!

9月14日、イレウス管を入れてから4日目、いよいよイレウス管を抜いてもらうことになりました。先生が病室に来てくれて、CT室とかに行くのかと思いきや、ここ(ベッドの上)で抜くとのこと。

つながっていた圧を調整する注射器とか町の内容物がたまる袋などを外した後、鼻からイレウス管を抜いていきます。

体の奥深くから「ヌルヌル」というとても気持ちの悪い何かが出てくる感触がしばらく続きました。

「最後はちょっと痛い感じがあるかもしれません」と言われ、確かに先端は少し大きいので(といっても10mmもないと思いますが)、「ヌルッ」とした感触が喉から鼻にかけてやってきました。

その間、多分1分くらいだったと思います。でも長く感じました。

そのかわり、イレウス管が抜けた後の爽快感、これはなかなか味わえないものでした。

まず、呼吸がすごく楽!!

たった5mmのチューブが鼻に通っているだけで、こんなに呼吸のじゃまになっていたんですね。

鼻の中から肺まで、空気がスーッと入ってくる感覚です。

あと、鼻や喉が痛くない!!

鼻の奥から喉にかけて、ずっと鈍痛があったのですがそれがすっかりなくなりました。もちろんつばを飲み込んでも痛くありません。

おまけにお腹の痛みも持ってくれたイレウス管、僕にとっては素晴らしい治療法でした。

ただ、この「経鼻的胃内視鏡を用いたイレウス管留置法」は日本以外ではあまり用いられていないそうです。他の国では腸閉塞になった場合は外科的治療がメインだそうです。

手術すると退院するまでの期間がどうしても長くなってしまいます。お腹に傷も残るし、傷口の痛みもあります。

それに対して「経鼻的胃内視鏡を用いたイレウス管留置法」は手術に比べれば痛みも全然少ないと思います。また、入院期間も短く、その後の回復も比較的早いので、僕は「経鼻的胃内視鏡を用いたイレウス管留置法」で治療してもらえて良かったと思っています。

そして、9月14日のお昼から食事が始まりました。

 

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