【QMP】適当にファイル名やIDタグを付けたMP3ファイルに正しい曲名などを自動で設定する方法

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前回、Nox App Playerを使って音楽を録音する方法を書きました。

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今回は、そこで出力されたファイルに書かれているIDタグを自動で正しい曲名、アーティスト名などにする方法です。

また、正しい曲名、アーティスト名などのIDタグ情報を元に、ファイル名を変更することもやってみます。

Quintessential Media Playerを使ってIDタグを設定する

今回使うソフトは、Quintessential Media Playerという音楽プレイヤーです。

インストール・日本語化 - Quintessential Player まとめ Wiki*

とても多機能で、再生はもちろん、CDからのリッピングも可能です。

中でも、秀逸なのが「MusicID」を利用した曲の認識です。

MusicIDとは

MusicIDとは、音楽データの波形から曲を特定する技術だそうです。Gracenoteという会社が提供しているCDDB機能を使っているようです。

これにより、音楽のデータさえあれば、曲名やアーティスト名、アルバム名などがわかる仕組みになっています。

Quintessential Media PlayerでMusicIDを使う

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Quintessential Media Player(以下QMP)でMusicIDを使うのは、自動認識が便利です。

QMPを起動して右上にある「Preferences」をクリックします。

「Gracenote」ー「MusicID File」を選択して「MusicID自動認識」の「ライブラリにあるすべてのオーディオトラックを自動的に認識する」にチェックを付けます。

また「認識ファイルの更新」は「常にライブラリデータをGracenoteメタデータで更新する」にしておきます。

次に「メディアライブラリ」の設定をします。

「Media Library」を選択して「フォルダの監視」をクリックします。「フォルダの監視を有効にする」にチェックを付けて「フォルダの選択」をクリックし、音楽ファイルのあるファオルダを指定します。

※「選択フォルダのサブフォルダも監視する」にチェックを付けておくといいです。

設定できたら「Save and Close」をクリックします。

あとは認識させたい音楽ファイルを先ほど指定した監視フォルダに入れればOK。

「すべてのオーディオ」にしておくと、右側の曲目リストに追加されます。

「認識済みです(低信頼)」と書かれているのが自動的に認識されたファイル。

QMPで自動認識されたMusicIDをIDタグに設定する

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画面の「MusicID ステータス」をクリックするとMusicIDのステータス順にソートされます。

タイトル、トラック アーティスト、アルバムはこのままでいい感じ。ジャンルだけ変えたいので、2つのファイルを選択して右クリック、「ライブラリ情報の編集」を選択します。

「ジャンル」にチェックを付けて「>」をクリックして一覧からジャンルを選びます。

※ちなみに「J-Pop」は「Pop」ー「Japanese」ー「J-Pop」です。

設定できたら「更新」ボタンをクリックします。

無事にジャンルが「J-Pop」になりました。

次はIDタグを書き込みます。同じ書き込みたいファイルを選択して右クリック、「ファイル タグへ情報を書く」を選択するとIDタグへ書き込まれます。

「ファイルのタギング中」で「完了」と表示されたらOKです。

※「閉じる」ボタンは自動的に閉じるのでクリックしなくても大丈夫です。

WindowsのエクスプローラでIDタグが正しく設定されていることを確認してみましょう。

QMPで設定されたIDタグを元にファイル名を変更してみる

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今度は設定したIDタグを元にして、ファイル名を変更してみましょう。

これもQMPの素晴らしい機能です。

変更したいファイルを選択して右クリックして、「タグとファイル名の編集」を選択します。

「タグ&ファイル名エディタ」が出てきます。右側にある「ファイル名」タブをクリックします。

すでに候補となるファイル名が表示されています。最初は「(artist Track) album [01] title」になっています。先ほど設定したIDタグに合ったファイル名になっているはずです。

このファイル名は「適用テンプレートの選択」で変更できます。また「エディタ」ボタンを押して自分でテンプレートを作ることもできます。

僕の場合は、昔からのくせで「アーティスト名\アルバム名\曲名.mp3」というフォルダを作ってファイルを保存しています。

この「タグ&ファイル名エディタ」はファイル名だけではなく、フォルダも作成してくれます。この場合は「artistAlbum\album\title」というテンプレートを作ると、いい感じでフォルダを作ってくれます。

なおかつ、これを指定したフォルダ配下に移動までしてくれます。

「転送先フォルダの選択」で移動させたいフォルダを指定することができます。

さらにさらに、オプションをクリックしてみると

  • フォルダの転送を有効にする
  • ファイル名の変更で空になったフォルダを削除する

にチェックが付いています。

「フォルダの転送を有効にする」にチェックが付いているとファイルの移動です。

「ファイル名の変更で空になったフォルダを削除する」は文字通りいらないフォルダを削除してくれます。至れり尽くせりですね。

設定が全て終わったら、最後に「ファイル名の変更」ボタンをクリックします。

これでMP3フォルダ配下にフォルダを作成してファイルが移動されました。

QMPを使ったMusicIDによるIDタグとファイル名変更のまとめ

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QMPのMusicID機能を使うと、ほとんど何もしないでIDタグの設定やファイル名の変更ができます。というか、僕はQMPを音楽プレイヤーとしては使っていなくて、もっぱらIDタグの書き換え、ファイル名の変更にしか使っていません(^^;

以前はIDタグエディタを使って手作業で曲名やアーティスト名を書いていました。よく使っていたのが「SuperTagEditor改」というExcel風なIDタグエディタでした。

この「SuperTagEditor改」にはQMPのファイル名の変更と同じようにフォルダを作ってファイルを移動させる機能があったので、とても便利に使わせていただいていました。

音楽CDでは10年以上前からCDDB機能で曲名などが表示されていましたが、音楽のファイルから曲名を検索できるなんて素晴らしい時代になりましたね~~

もちろん、Gracenoteのデータベースにないものは検索できないです。が、発売日に購入した結構マイナーなJ-PopのCDからリッピングした音楽ファイルも検索できたりするので、かなり優秀なんだと思います。

あと、最後に大切なことを。

音楽やラジオなどの録音は「私的使用のための複製」の場合のみ許されています。

録音したファイルを自分や家族以外の他人に渡したり、インターネット上にアップロードして誰でもダウンロードできるようにするなどは違法行為となります。くれぐれもご注意ください。

また、本記事は「私的使用のための複製」の手段として公開しているもので、違法行為を助長することを目的としておりません。

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