「EaseUS Disk Copy」を試してみた

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今回は、ディスクのクローンが簡単に作成できる「EaseUS Disk Copy」をご紹介します。

EaseUS Disk Copyとは

EaseUS Disk Copy」とは、EasaUS(イーザス)社が開発、販売しているディスクのクローンが簡単に作成できるソフトウェアです。

以前にご紹介した「EaseUS Todo Backup」は、ファイルやディスク、システムなどを汎用的にバックアップ・リストアするソフトウェアでしたが、今回ご紹介する「EaseUS Disk Copy」はディスクのクローンに特化したソフトウェアになっています。

ディスクコピーとパーティションコピーは「セクタバイセクタ方式」でディスクをコピーします。

セクタバイセクタ方式って?

ハードディスクやSSDは「セクタ」と呼ばれる単位で区画が分かれていて、そのセクタにデータが書き込まれています。1セクタには、一般的に512バイトのデータが保存できます。

※1セクタを4倍に拡張した「AFT」というディスクもあります。

このセクタ単位でコピーする方式がセクタバイセクタ方式です。

通常のバックアップだと、ファイル単位やドライブのスナップショットを取り、「データ」としてコピー先のメディアに保存します。

それに対し、セクタバイセクタ方式では、2つのディスクでセクタ単位でコピーを行います。

セクタバイセクタ方式のメリット

元のディスクを完全に複製するので、同じディスクが出来上がります。

通常のディスクコピーだと不良セクタと言われるアクセスすることが出来ないセクタがあると、コピーが行えません。不良セクタをスキップセクタ(読み取らないセクタ)に変更する必要があったりします。それに対して、セクタバイセクタ方式は、不良セクタもそのままコピーするので、全く同じディスクを作成することが出来ます。

EaseUS Disk Copyのインストール

公式サイトから「EaseUS Disk Copy」をダウンロードします。プログラムはポータブル形式なので、インストールが不要です(ライセンス情報などはパソコンに保存されます)。

実行されるとプランの選択になります。ここをキャンセルしてデモ版として使用することも出来ます。僕はPro版のライセンスで試してみました。

EaseUS Disk Copyを使ってみる

EaseUS Disk Copy」の画面はとてもシンプルです。

左側に「ディスクモード」「パーティションモード」「ブータブルメディア」の3つがあります。

「ブータブルメディア」は、Pre-OSが入ったCD-ROMやUSBメディアを作成することが出来ます。このメディアからPCを起動して利用することが出来ます。

今回は、VMware Workstation 17 Player上でWindows11の仮想マシンを作成し、そこに空のディスクを接続して「ディスクモード」でクローンを作成してみました。

 

仮想ディスクのファイル名でいうと、Win8_ORG.vmdkが1台目のディスク、Win8_ORG-0.vmdkが2台目のディスクです。

では、「EaseUS Disk Copy」を使って1台目のディスクを2台目のディスクにコピーしてみます。

左側メニューから「ディスクモード」を選択して、ソースディスクを「ディスク0」にし、「セクタバイセクタ方式コピー」にチェックを付けて「次へ」ボタンをクリックします。

ターゲットディスクは自動的に2台目のディスクになりますので、確認して「次へ」ボタンをクリックします。

確認画面が表示されますので「実行」ボタンをクリックします。

完了のメッセージが表示されたらOKです。「シャットダウン」ボタンを押すとシステムがシャットダウンします。

今回は「キャンセル」してログを見てみます。

 

では、ディスクトップにフォルダを作ってから、ディスクを入れ替えてみましょう。

クローン後のディスクに作ったフォルダなので、消えていればうまく行ったことが確認できます。

シャットダウンしてディスクを入れ替えてみましょう。

Win8_ORG-0.vmdkを1台目のディスク、Win8_ORG.vmdkを2台目のディスクにします。

無事に入れ替えたディスクから起動しました!!

 

EaseUS Disk Copyのまとめ

EaseUS Disk Copy」はとても簡単な操作で、ディスクの複製を作ることが出来ます。

古いハードディスクから新しいSSDドライブに交換したり、ディスクを丸ごとバックアップするときにも活用できます。

そして、なにより、操作が簡単なのも良かったです。

EaseUSのソフトウェアは、どれも直感的に扱えるところが気に入っています。他にもいろいろな分野のソフトウェアが販売されているので、機会があったら使ってみたいと思っています。

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