無料パーティション管理ソフト「MiniTool Partition Wizard Free」を使ってみた

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Windows7くらいから、OSの標準機能でディスクのパーティションを操作できるようになりました。

空き領域を使い、容量を増減したり、パーティションを分割したりすることができます。

ただ、領域が隣にないなど、ディスクの配置によっては操作できないことが多いです。

そんなときに役立つのが無料のパーティション管理ソフトです。

今回は「MiniTool Partition Wizard Free」というパーティション管理ソフトを使ってみました。

そもそもパーティションって何?

普通にパソコンを使っているとあまり気にすることがないパーティション。

最近のパソコンは買ったときからWindowsがインストールされていて、ディスクがCドライブ一つ、または、CドライブとDドライブの2つに別れていることが多いです。

一般的にディスクはハードディスク(HD)やSSDというハードウェアで出来ています。

このディスクは互換性などから最大4つの領域に分けることが出来ます。

この領域のことをパーティションといいます。このパーティションにドライブ番号(CとかDとか)を割り当てると、Windowsから「ドライブ」として見えるようになります。

Windowsではドライブ以外に「回復パーティション」が用意されてます。

パーティションを操作してみる

Windows10では「ディスクの管理」でパーティションを操作します。

用意した環境では、ディスク0に59.42GB(NTFS)と書かれたCドライブと585MBの回復パーティション、そして40.00GBの「未割り当て」の3つに分かれています。

では、40GBの未割り当てをCドライブに拡張して容量を増やしたいところですが、Windows10の「ディスクの管理」ではドライブの拡張は未割り当てが隣の領域にないと出来ないのです。

じゃあ、回復パーティションと未割り当ての領域を入れ替えれば、と思うのですが、残念ながらその機能は搭載されていないです。

この例での「ディスクの管理」で出来ることは、Cドライブの容量を少なくすること、未割り当てを別ドライブに設定することくらいです。

そんなときに活躍するのが「パーティション管理ソフト」です。

MiniTool Partition Wizard Freeを使ってみる

「パーティション管理ソフト」はいろいろな会社から発売されています。

その中でも無料で多機能なソフトである「MiniTool Partition Wizard Free」を使ってみました。

以下のサイトからダウンロードすることが出来ます。

無料パーティション管理ソフト - MiniTool Partition Wizard 無料版
オールインワンの無料パーティション マネージャーおよびディスク マネージャーソフトウェアとして、MiniTool Partition Wizard 無料版はWindows 11/10/8/7でディスクスペースを安全に管理することができます。

ダウンロードしたらインストールします。日本語に対応しているので安心です。

パーティション管理ソフトの「MiniTool Partition Wizard Free」と、バックアップソフトの「MiniTool ShadowMaker Free」をインストールできます(不要であればチェックを外します)。

また、「ユーザー体験向上プログラム」に参加することも出来ます。参加しない場合はチェックを外します。

「次へ」ボタンをクリックします。

インストール先の指定は特に理由がなければ変更せずに「次へ」ボタンをクリックします。

最新プログラムをダウンロードしながらインストールされます。「セットアップウィザードの完了」が表示されますので、「MiniTool Partition Wizardを実行する」にチェックを付けたまま「完了」ボタンをクリックします。

「MiniTool Partition Wizard 無料版」のメイン画面が起動します。

今回やりたいことは、Cドライブの容量に未割り当ての40GBを拡張することです。これはとても簡単です。

まず、拡張したいCドライブの領域を右クリックします。

出来ることがたくさん出てきます。この中から「拡張」を選択します。

空き領域が「未割り当て」になっていることを確認します。

「どのくらい空き領域を使用しますか?」では初期値が中央になっています。

今回は全部割り当てたいので、右にスライドして最大サイズの40GBにして「OK」ボタンをクリックします。

Cドライブの容量が59.4GBから99.4GBに変わりました。

この状態では、まだシステムに反映されていません。パーティション操作は間違えるとシステムが起動しなくなることもあります。操作内容を確認してから、画面左下にある「適用」ボタンをクリックします。

確認画面が表示されますので「はい」ボタンをクリックします。

「すべての保留中の変更を正常に適用しました」と表示されたら「OK」ボタンをクリックします。

以上、とても簡単な操作で、Windows10の「ディスクの管理」では出来なかった、離れたパーティションの拡張をすることが出来ました。

再起動後の「ディスクの管理」はこんな感じです。

離れていた未割り当て領域がなくなって、Cドライブと回復パーティションだけになっています。

MiniTool Partition Wizard Freeで出来ること

MiniTool Partition Wizard Freeでは、他にも様々なパーティション操作を行うことが出来ます。

  • パーティションの新規作成、削除、フォーマット
  • パーティションの移動、サイズ変更、拡張、結合
  • ディスクやパーティションの完全削除
  • ディスクやパーティションのコピー
  • FATとNTFSの相互変換

など、無料とは思えない機能が満載です。

まとめ

今回はとても簡単な操作で、パーティションの拡張を行うことが出来ました。

Windowsの起動中に操作を行えるので、画面を見ながら、わかりやすく作業を行うことが出来ます。

ただ、操作を間違えて違うパーティションを結合してしまうこともあるかもしれません。

システムの動作に関わる重要な操作を行う場合は、事前にバックアップを取っておくことをお勧めします。

システム自体はインストールしなおせばなんとかなりますが、その後にインストールしたアプリや自分で作ったデータなどは、一度消えてしまうと大変です。

そういう意味でも定期的にバックアップを取ることはとても重要ですね。

 

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