今回は「EaseUS Data Recovery Wizard」を試してみました。
EaseUS Data Recovery Wizardの機能紹介
EaseUS Data Recovery Wizardは、誤って削除してしまったファイルや、フォーマットしてしまったドライブのデータなどを復元できるソフトウェアです。
WindowsなどGUIのシステムは直感的でわかりやすい反面、ちょっとした操作ミスでファイルやドライブを削除できてしまいます。「あれ?あのファイル、どこ行ったっけ」とか、「あっ!間違えて違うドライブをフォーマットしてしまった!!」という時に役に立つソフトウェアです。
主な機能
- 様々なデータ損失に対応しています
- 誤削除
- ゴミ箱からの削除
- フォーマット
- パーティションの損失
- 幅広いデバイスに対応しています
- HDD
- SSD
- USBメモリ
- SDカード
- 外付けHDD
- カメラ
その他にも、
- 2GBまでのデータ復元が無料
- プレビュー機能で復元したいデータを確認可能
- 簡単操作で初心者でも安心
特にEaseUS社のソフトウェアは操作がわかりやすいのが特徴だと思っています。数クリックで目的の操作にたどり着けるので、初心者でも簡単なところがよいですね。
EaseUS Data Recovery Wizardをインストールしてみる
公式サイトから無料版をダウンロードします(ライセンスキーを入れれば、後で製品版にすることが出来ます)。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストーラーを起動し「今すぐインストールする」をクリックします。
数分でインストールが完了します。
EaseUS Data Recovery Wizardを使ってみる
では、さっそく使ってみましょう。今回は削除したファイルの復元、フォーマットしてしまったUSBメモリの復元を試してみます。
まずはファイルの復元です。USBメモリにはこんな感じでファイルが入っています。
またPDFフォルダ内には4つのファイルが入っています
では、PDFフォルダとEドライブ直下にあるファイルを削除します。
こうなりました。
削除したファイルの復元
「ホーム」画面から、削除したファイルが格納されていたドライブを選択し、「紛失データの検索」ボタンをクリックします。
一覧に復元したいファイルが表示されましたら、チェックを付けて「復元」します。
復元先を聞いてくるので、適当なドライブを指定して復元します。
※元のドライブに復元してしまうと、ファイルが上書きされてうまく復元されないことが多いそうです。別のドライブを選択しましょう。
無事にファイルを復元することが出来ました。
フォーマットしてしまったUSBドライブの復元
今度はUSBメモリをフォーマットして、復元できるかを試しています。
その後「ホーム」からUSBドライブを選択します。あとは同じ方法で復元していきます。
フォーマットしてしまった場合、ファイル名の情報が消えてしまうようです。
ただし、ファイル自体は復元されましたので、あとで名前を変更するなどの必要があります。
まとめ
EaseUS社らしいとても直感的で使いやすいソフトウェアだと感じました。
直前に削除したファイルの復元率はほぼ100%だそうです。現在のOSは、ファイルを物理的に削除するのではなく、削除フラグを立てるだけなので、実際のデータが消えているわけではありません。
ただし、他のファイルをそのメディアに書き込んだときは、削除フラグが立っているデータエリアに別のデータを書き込んでいくので、データを書き込むほどに復元率は下がっていきます。
つまり「しまった!」と思ったときが復元どきということですね。
何時間、あるいは何日もかけて作ったデータを間違えて削除してしまうと、時間と労力が全部無駄になってしまいます。写真や画像などは、二度と同じものは作れないかもしれません。
そうした時に役立つのが「EaseUS Data Recovery Wizard」です。
いざというときのために用意しておくと安心ですね!!
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